干物の作り方は、まさに日本伝統の保存食のレシピです。これが、アジのよしあしにかかわってきます。また、干物の焼き方も味にかかわってきますが、これは後ほど説明。沼津や伊豆・小田原・熱海・伊藤・浅草の老舗の干物屋の通販などでも美味しいですが、手作りもまた美味しいですよ。家庭での干物作りは、老舗の干物の作り方には及びませんが、大量生産の干物よりは美味しい、また違ったアジ(味)の仕上がりになります。ビールや日本酒にもよく合いますね。
アジ(あじ)・金目鯛・ホッケなどが家庭での干物の作り方で簡単に出来そうなもの。アジ(鯵)・サバ(鯖)・イワシ(鰯)・サンマ(秋刀魚)・カワハギ・カマスなど、美味しく干物に出来るお魚はたくさんあります。
干物の作り方として、朝一番に始めるのがグッドです。朝に干し始めれば、夕食には美味しい干物の出来上がりとなります。
魚の干物は、開いて、漬けて、干すだけの簡単なものです。まず、魚を開きます。背開き、腹開き、やりやすい方法で。開き方よりも、ウロコの処理が重要です。しっかりウロコを取り除くよう気をつけましょう。また、開くときに、しっかりと、ワタ・エラ(魚の臓物)を取り除きましょう。生臭さのもとになってしまうので、この作業はしっかりと。歯ブラシなどを使って血合いなども取り除きます。
さて、上記のようにアジ(あじ)や金目鯛などと開いて準備できたら、次は漬けます。海水程度(4〜5%)よりも多少濃い程度の水で。試行錯誤で、好みの濃さを見つけましょう。また、醤油をだし汁でわったものや、醤油と本みりんを似合わせて、同程度の濃さにした汁に漬けたものでも、美味しい干物に。また、お塩も天然ミネラルの含有した自然塩などを使うと、美味しさが増します。が、最初は普通のお塩でも結構。すこしずつ試行錯誤しましょう。漬け時間は5分〜8分程度で。
そしたら、取り出して、洗います。
それから、干します。天日で5時間。だから、朝早くから初めて、お天気も重要な要素になります。梅雨時はなかなか難しいでしょう。干すときに気をつけるのが、常に頭を上にして干すこと。でないと、水分が頭に残ってしまいます。
家庭で作った干物は、原則当日か数日中に消費するのがいいですが、保存法としては、冷凍保存が適当です。
干物の焼き方ですが、頭を落として、身も2つくらいに、料理バサミで切ってから焼くと、断面で焼き具合がわかってグーです。脂肪分の少ない甘だい・鯛などは、皮から焼きます。いっぽうで、秋刀魚・鯖・鰯など、油分の多い干物は、身から焼きます。グリル・天日・焼き網など、しっかり洗っておくようにしましょう。
フライパンでは、皮から焼いて、ティッシュなどで油分をマメにとって上げましょう。でも、グリルで焼くのが一番です。
また、干物のから揚げなども、とくに「かしら」の部分が美味しくいただけます。最初は低温でじっくりと。つぎに高温でからっと揚げると、美味しく頭や骨なども食べられる・・・かも? 食べられない魚もあるので注意です。